2008年05月01日
唐組 第41回公演 夕坂童子-ゆうざかどうじ-
―毎年7月には、入谷朝顔市に訪れた客と朝顔の花々でごった返す。とある坂道。
鶯谷のその坂が、今は入谷婦人会主催・〈夕陽にかざす手袋展〉の開幕をいよいよ今夕に控えてる。
並んだ朝顔たちは、きっと谷に坂に吹きつける風を受けるだろう。
浅草花やしきのお化け屋敷で細々と働く青年・奥山六郎は、朝顔の鉢を入れたスーツケースを曳いて迷い込んだその坂で、不思議な女をかくまう。女の名は谷朝子。〈夕陽にかざす手袋展〉を目指して蝋の手袋をつくる兄のために、割に合わない金策に走り回っていた。
一方、公爵の異名を持つ実業家で、骨董屋の主人・丘公助は、うらぶれた蜂蜜売りの女・風間夕子を拾ってやり、蜂蜜を買い続ける代わりに、丘の出品する手袋の一つを完成させるためのノルマを課す。それに応えて坂の上から運ばれた、坂の向こうの谷にある廃あばら墓で夕子が見つけたという、ふるえる夕顔の花一輪。さあて、どうなる…。
坂に迫る夕陽と、水に沈む夕陽の乱反射に眩しく照らし出される夕坂童子。
唐十郎渾身の夕坂冒険譚!!奥山六郎…浅草花やしきで働きながら入谷朝顔市にふと寄った
谷朝子…うぐいす谷の駅前、パーマ店に勤め、兄に出資している
谷影三郎…朝子の兄、入谷坂の夕陽にかざす蝋の手袋をつくろうとしている
風間夕子…蜂蜜店マーヤの蜜瓶を丘に売り、ノルマを背負う
蜂谷…夕子に恋しながら下北半島に移っていく
丘 公助…入谷坂本の商店街を仕切る男、〈夕陽にかざす手袋展〉の発案者
毛利…町の繁栄に一毛一厘の毛をそよがす
英子…毛利の妻で夜間小学校の教師をしていると言う
暮゛子(グレコ)…丘の経営する骨董店に今朝、女中として入った
情夜涙子…坂下の彷徨者、骨董店でビクターの犬を買い、うなだれ聞く犬の音色をさがしてる
たが…桶屋の締め屋
七三(ななみ)…バーバー理髪店の職人
鮭里…乾物屋のシャケ男
帯田…坂下の帯、反物を売る婦人
坂波…鶯谷の坂に押し寄せる景気のカーテン波をかぞえてる
鶯谷のその坂が、今は入谷婦人会主催・〈夕陽にかざす手袋展〉の開幕をいよいよ今夕に控えてる。
並んだ朝顔たちは、きっと谷に坂に吹きつける風を受けるだろう。
浅草花やしきのお化け屋敷で細々と働く青年・奥山六郎は、朝顔の鉢を入れたスーツケースを曳いて迷い込んだその坂で、不思議な女をかくまう。女の名は谷朝子。〈夕陽にかざす手袋展〉を目指して蝋の手袋をつくる兄のために、割に合わない金策に走り回っていた。
一方、公爵の異名を持つ実業家で、骨董屋の主人・丘公助は、うらぶれた蜂蜜売りの女・風間夕子を拾ってやり、蜂蜜を買い続ける代わりに、丘の出品する手袋の一つを完成させるためのノルマを課す。それに応えて坂の上から運ばれた、坂の向こうの谷にある廃あばら墓で夕子が見つけたという、ふるえる夕顔の花一輪。さあて、どうなる…。
坂に迫る夕陽と、水に沈む夕陽の乱反射に眩しく照らし出される夕坂童子。
唐十郎渾身の夕坂冒険譚!!奥山六郎…浅草花やしきで働きながら入谷朝顔市にふと寄った
谷朝子…うぐいす谷の駅前、パーマ店に勤め、兄に出資している
谷影三郎…朝子の兄、入谷坂の夕陽にかざす蝋の手袋をつくろうとしている
風間夕子…蜂蜜店マーヤの蜜瓶を丘に売り、ノルマを背負う
蜂谷…夕子に恋しながら下北半島に移っていく
丘 公助…入谷坂本の商店街を仕切る男、〈夕陽にかざす手袋展〉の発案者
毛利…町の繁栄に一毛一厘の毛をそよがす
英子…毛利の妻で夜間小学校の教師をしていると言う
暮゛子(グレコ)…丘の経営する骨董店に今朝、女中として入った
情夜涙子…坂下の彷徨者、骨董店でビクターの犬を買い、うなだれ聞く犬の音色をさがしてる
たが…桶屋の締め屋
七三(ななみ)…バーバー理髪店の職人
鮭里…乾物屋のシャケ男
帯田…坂下の帯、反物を売る婦人
坂波…鶯谷の坂に押し寄せる景気のカーテン波をかぞえてる
糸影…糸売り屋、絹糸毛糸、そして脇毛の一本の影を見据える奥さま
鶯谷 うぐいすだに (台東区)
鶯谷の称のいわれは、元禄年間(1688~1704)に日光門主がこの地に鶯を放ったことに由来するといわれる。七面坂から南の御切手同心屋敷の間の谷を指す。初音町の名も、その鶯の初音にちなんだとされている。現在、地名としては残されていないが、JRの駅名として用いられている。
鶯谷の称のいわれは、元禄年間(1688~1704)に日光門主がこの地に鶯を放ったことに由来するといわれる。七面坂から南の御切手同心屋敷の間の谷を指す。初音町の名も、その鶯の初音にちなんだとされている。現在、地名としては残されていないが、JRの駅名として用いられている。
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